◎市長の政治姿勢について
おはようございます。進政会の川内賢幸です。元気みなぎる都城目指して取組んでおります。宜しくお願いします。
今回は、市長の政治姿勢について、令和2年度事業について質問してまいります。
先ず市長の政治姿勢について質問してまいります。池田市長が就任されて8年目となり、その成果は、多くの市民が評価するところではないでしょうか。
令和2年度は躍動予算として予算編成がされておりますが、2期目任期最終年度となる今回の躍動予算と銘打った事業における大きな特徴はなにか、このことを壇上から質問し、以降は次席にて行います。
【市長】
国・県と連携しながら、都城が持つ3つの宝を輝かす取組を進めていく。行財政健全化や子どもの医療費助成拡大、中心市街地活性化委、新しい道の駅建設に係る物産振興計画、観光事業推進、県立山之口陸上競技場の建設等、南九州のリーディングシティとしてスマイルシティ実現に向け本気で取組んでいく。
次に、市長がスマイルシティ都城実現への大きな柱として位置付けている3つの宝について、今後描いている姿について質問いたします。
これからの農林畜産業への取組ついては、これまで以上に基幹産業としての在り方が問われてくると考えます。宮崎県をリードする農業産出額を誇り、食料供給基地としての役割も果たしていく本市の農林畜産業のこれからの姿をどう描いていくのかお尋ねします。
【答弁】
6次産業化をこれまで以上に推進し、儲かる商品開発やスマート農業を推進、新規就農者の育成に取組む。これまで6次産業化の商品は158件に上る。昨年8月にはそのうちの1商品が大手デパート高島屋で取り扱い採用された。
森林の再造林や、10月開催の全日本ホルスタイン共進会、令和4年に鹿児島で開催の和牛オリンピックなどに向け取組、生産基盤を強化していく。
次に、池田市政においての代名詞の一つである都城志布志道路の早期全線開通に向けた取組は目覚ましいものがある。今後、桜木地区工業団地整備、県立陸上競技場整備、新道の駅整備など地の利を生かした事業も展開されている。都城志布志道路完成にあわせて、これらをどのように活かし、港湾を得ることで都城をどう導いていくのか。
【答弁】
都城志布志道路の全線開通に向け全力で取り組んでいる。令和3年度には8割開通となる。桜木工業団地に土江は、すでに多くの企業から問い合わせが来ている。企業立地は市長就任後86件に上る。雇用予定数は2791人となり、経済効果は845億7千万になる。山之口の県立陸上競技場、新道の駅建設と合わせて、更なる効果が出る様取組んでいく。
これまで学力向上やALTの増員などに取組んでおり、図書館サポーター増員、ふるさと給食提供、子どもの医療費助成、放課後児童クラブやファミリーサポートセンターの充実などに取組み、多くの予算計上を行い未来を担う子どもたちの支援に取組んでいる。今後、子どもたちの豊かな生活環境を築くためには更なる取組も期待されている。
これからの市の姿として、子どもたちをどのように位置付け、育成していくのか。
【答弁】
社会を生き抜く力、グローバルな人材の育成していきたい。これまで、小中学校のエアコン設置やトイレの様式化、令和2年度はスクールソーシャルワーカーや外国籍児童のための通訳配置、学校ICT化を更に進める。 これらの施策を行い、地域を支え、国を支える子どもたちの育成に取組んでいく。
これまでの取組は毎年度マニフェスト評価として公表されています。25年度から徐々に評価が上がっており、昨年度はわずかにさがったものの、今回の30年度分評価では昨年度よりも高い評価を得ています。評価結果を受けて、今後の市政運営をどのように行っていくのか。
【答弁】
マニフェスト評価は外部専門員による評価を行っている。独自性が評価されている。ふるさと納税による地域貢献、Mallmall問題、市民満足度の向上、都城志布志道路に見る牽引力、デジタル化への意欲的な取組など評価いただいている。
職員一人一人がベクトルを合わせて取組んでいくことが重要。その意味では、人材育成と都城フィロソフィを活用しながら取組んでいく。
次に、昨年12月議会において、3期目の出馬を表明された。これからスマイルシティ都城の実現に向け、どういった展望を持っているのか。4年後の都城、その先の都城についての市長の思いを問いたい。
【答弁】
令和3年度に8割開通となる都城志布志道路、これまで250万件395億円の寄付を頂いているふるさと納税の推進に取組んでいく。これまでの都城の経済成長率は11.2%であり、630億の経済効果が出ており、これまで以上に各施策を推進していく。
◎令和2年度事業について
次に、令和2年度の各種事業について質問してまいります。
まず、山之口運動公園整備事業についてお尋ねします。本年度653,262千円の予算計上がされており、4月からは体育館を除く施設が利用できなくなるが、本年度の事業内容をお尋ねします。
【答弁】
令和2年4月より、体育館を除くすべての施設の利用を停止します。新年度の工事内容として、敷地東側の造成工事に入ります。また、野球場や多目的広場の解体工事に入ります。
この他、東岳荘跡地の芝生広場の工事、調整池の工事など第1種公認競技場以外の部分の工事がはじまります。
今後は、県の計画に沿って進められていきます。
次に、関連事業としてスマートIC出入り口付近に敷設されている市道丸岡440号線の道路改良事業があがっているが、どのような改良となる予定なのか。
【答弁】
渋滞の緩和や狭い道幅の改善を目的に、道路改良を行う予定です。県道との交差点改良も含めて進めていきます。
今後の県立陸上競技場を利用するに当たり、懸念されていた道路の整備ということで円滑な利用ができる改良になることを期待しております。
次に、関連事業としてもう一つ、県施設排水を流入させる佐土原川河川改修事業が7,000千円計上されているが、工事内容と見込める効果は。
【答弁】
佐土原側については、これまでも大雨等で河川増水が度々確認されていることから、それらの改善含めて原因究明して対応していく予定。河川のわん曲等改善すべき個所を精査しながら状況の改善を図っていきます。
この河川は、今回の整備に関わらず近年氾濫が多発していたため、周辺住民からも要望が上がっておりました。被害の軽減を期待します。
最後に、山之口駅等整備事業について、本年度、駅舎改修等を目的とした基本計画策定業務委託として15,000千円計上されているが、その内容と駅舎等改修のスケジュールについて。
【答弁】
駅舎の改修も含めて、詳細を調査していく。国体のある2026年までには、駅舎の改修も含めて整備が進められていくものと考えています。
次の質問です。今回、野生猿捕獲体制強化事業として今891千円の予算計上がされている。猿用GPS首輪発信機をどの程度導入し対象エリアはどうなっているのか、最終的には野生猿をどのように捕獲していくのかお尋ねします。
【答弁】
令和2年度は猿用GPS首輪を5基導入する予定としております。また、調査対象エリアにつきましては、特に野生猿被害の多い高城町を中心として予定しております。
今回の事業により、野生猿の群れの行動パターンを把握して分析・検討し、最適な場所に組立式のセンサー付き大型捕獲檻を設置して、餌付けで誘引をおこない捕獲することとしております。
今回、提案してきた野生猿へのGPS取り付けによる対策が実行されるとのことで、大変評価しております。これまで、被害に遭われた方々からも期待の声が聞かれています。結果に期待します。
次に、全日本ホルスタイン共進会についてお尋ねします。昨年11月にプレ全共が開催されたが、運営に関して、全共に向けどのような課題が見えたか。プレ全共出品者への聞き取り等は行ったのかお尋ねします。
【答弁】
プレ全共開催時の課題につきましては、実行委員会事務局が、プレ全共終了後に出品者をはじめ各県生乳団体及び関係機関等から意見の聞き取りを行いました。
その中で出された課題としましては、審査会場の観客席が少ないことをはじめ、消毒エリアを通過せずに審査会場に出入りする人が見受けられたこと、そして、駐車場及び会場内の案内板の不足や、出品牛の搬入搬出に時間を要したこと等が挙げられたようです。これらの課題に対する対策としましては、審査会場の観客席の仮設による増設や審査会場への進入防止のために二重柵を設置することなどが検討されております。
他の課題についても、大会本番に向けて万全を期すべく、実行委員会事務局を中心に改善策が検討されております。
聞き取りの結果改善策が検討されているようで安心しました。駐車場等の案内不足について、前回の北海道大会では、視察の際に苦労したことでもありますので万全の態勢を期待します。
次に、会場周辺の道路整備についてお尋ねします。周辺の道路で痛みの激しい所がみられます。会場となる家畜市場につながる市道山野原・前目線や、日頃より地元農家や市民等が家畜市場へのアクセス道路として利用している、市道都北・高木362号線の整備はどうなっているのかお尋ねします。
【答弁】
ご質問のありました路線につきましては、舗装のひび割れ及びわだち掘れがあり、地元からの要望も多く、また、全日本ホルスタイン共進会の開催に伴う交通量の増加が見込まれるため、来年度に舗装補修を予定していたところでございます。
答弁を聞いて安心しました。特に、市道都北・高木362号線は舗装の悪さだけではなくわずかな雨でも浸水することから4、5年前より農家さんからの要望が増えており改修を提案しておりました。少しの雨で浸水することから、周辺の園芸農家さんからも要望を頂いていおりました。今回の改修で大幅な改善が見込めますので、高く評価したいと思います。
次に、今回273,899千円の予算が計上されている新しい道の駅都城の建設時事業である物産振興拠点施設整備事業についてお尋ねします。
新しい視点で、素晴しい方向に導いてくれるものと期待しておりますが、実際に利用する市民とのニーズがはなれていては多額の税金を投入する意味はありません。
計画を実施するに当たり、これまで貸しホール等を利用してきた団体への聞き取りなどは行ったか。また、キッチンスタジオが設置される予定だが、市内の類似施設の利用者及び6次産業化に取組んでいる業者へのニーズ調査を行っているのかお尋ねします。
【答弁】
展示場等の利用状況について、直接、利用団体への聞き取りは行っていませんが、管理者である一般財団法人都城圏域地場産業振興センターへのヒアリングを実施した結果、展示場の利用は減少傾向にあります。その一方で、会議室の利用は増加しており、そうした状況を踏まえ、会議室を設置することとし、展示場は予定しておりませんが、新しい施設においても、エントランスを兼ねたギャラリーホールや屋根付きのイベント広場を、展示スペースとして活用することは可能となっております。
キッチンスタジオにつきましては、広く一般の方に利用いただける類似施設として、まちなかキッチン及び高崎縄瀬地区活性化センターがありますが、その利用状況も踏まえて検討を行い、平日の日中の主婦グループを中心とした市民利用、週末や休日の観光客等の利用、6次化事業者や物産関係事業者等の商品開発にかかる利用等を想定した施設とし、稼動率を上げていきたいと考えております。
これまで利用してきた方々への説明やご理解が必要になると考えます。貸しホールは、決して安くない利用料を支払い使用してきた団体への説明と、今後のイベントをどうするかなどのサポートは行うべきではないでしょうか。小さなひずみは大きなひずみなりうる。
キッチンスタジオについても、しっかりと利用者の声を反映させ、中途半端なものにならないように、また、類似施設との差別化が図れる設備を期待しております。今後、50年の都城を担う重要な施設です。最初が肝心ですので丁寧に行っていただきたいと思います。
以上ですべての質問をおわります。
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